株で億り人、億トレーダーになった弟を持つ男の思いを書いています。

億り人
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小説本編 第21話~30話

第26話 祭りの後

更新日:

激動の2か月だった。弟の4000万報告から株式市場に復帰し、俺も2か月で300万強の利益を挙げることが出来た。素直にとても嬉しいし、とても助かる。

しかしそんなことが思い切り霞んでしまうかのように弟の動きが半端じゃなかった。

1億到達から破産レベルで一気に負けたというだけなら時々ある話なのだろう。しかしそこからうっちゃりで再度1億オーバーしつつもまた破産レベルの大負けをした。

これがたったの2か月での出来事なのだから恐れ入る。

前回のお話はこちらです。

第25話 億り人再び

破竹の勢いで勝って億り人となった弟は1日天下で資金の多くを失った。しかしブッコミ投資の大成功により再び億に手が届く位置まできていた。 前回とは違い、安定した連勝で上り詰めてきたのだ。 今回こそはという ...

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祭りの後の眠れる日々

嵐が去った後・・・いや、祭りの後と言った方が的確だろう。

弟の収支は完全に落ち着いていた。とは言っても100万、200万という金額はすぐに動くから1日単位で見れば派手にも見える。しかし勝ったり負けたりの日々だった。

そのためトータル収支としては大きな動きがなかったようにも見えた。

ただ、200万くらいの投資金で100万、200万動くわけだから少ない資金枠の中でどれだけ無茶苦茶なやり方をしていたのかと想像するのは難くない。

俺が弟の立場だったらどうだろうかと考えてみた。

億をつかんだことへの誇りはもちろんあるだろう。それを失ったこともある意味仕方ないと思う節があるはずだ。そもそもそういうリスクを背負った投資だからこそ短期間で億をつかめたのだから。

だが2回目はどうだろうか。

金額は激しいものの、ある意味でコツコツ稼いで億に到達した。

今度こそ維持したいという気持ちと、今回こそは大丈夫だから攻め続けてもっと高みを目指したいという思いが交錯する姿が想像出来る。

しかしそれでも1回失う怖さを学んだ直後だけに、守りに入ることを選ぶのではないか。

今度こそ半分出金するなどして資産を守りつつ、残った5000万円で再度億を目指す。

これじゃないか。これが現実的なラインなのではないか。

いや、この思考回路に流れるようではやはり短期間で億などつかめないのだろうか。

ただ1回目ではなく2回目ならばこの思考がベストとなるのではないだろうか。

弟に実際に確認したわけではないから真相はわからない。

もしかしたら弟もそうしたいと思っていたかも知れない。

それでも止まれなかったのかも知れない。

いずれにしても弟は億を手にした経験があり、俺にはその経験がない。

これだけが事実でしかないのだ。

だからこそ、その思考を想像しようとも所詮は想像の域を出ない。

俺からしたらそんな悩みを持てることだけでも贅沢に思えた。

ただ弟は弟の立場ゆえの悩みやつらさも多く持っていることだろう。

少し前まで数千万、億の金額を動かしながら毎日の収支が1000万、2000万上下する日々。それはそれは刺激的な日々だっただろう。それが7月に入ってからは200万の資金になったのだ。

今度は物足りなさを感じているに決まっている。

そんな中でトレードをする日々についてどう考えているのだろうか。

『もう億なんて金額はいらないから専業トレーダーとしてコツコツ稼いでいきたい』

こんな思考を持てるものなのだろうか。

いや、無理だ。絶対に無理だ。

これは俺でも無理だろう。絶対にどこかで華々しかった時期を思い出す。そしてまたそこへ向かって船を漕ぎ出そうとするはずだ。例え何度失敗を繰り返そうともそこを目指す。

億り人という境地を知ってしまったのだから。

そう考えたら最大でも100万、200万しか動かないこんな日々など弟からすれば100円、200円動いているくらいのものなのだろう。

いつか妻が「Dくんは1万円が1円感覚なんだと思う」と言っていたのを思い出す。

俺としてはやはりこれを機にコツコツ仕事のようにやっていって欲しいと願った。

そうすることで弟が路頭に迷うこともなくなるし、手の届かないくらい高みへ行ってしまう恐れもなくなるからだ。羨ましいとか妬みだとかそういう感情などではなかった。

とにかく対等であり続けたいという思いだけがあった。

弟は億を手にしても変わらなかった。変わらず周りに気を配る男だった。俺とも妻とも対等だった。偉ぶらなかった。でもやっぱりそれが5億、10億となると怖かったのだ。

数千万の貯蓄を持ちながら、毎日デイトレードで日銭を稼ぐ。

いいじゃないか。

とても良い生活に思えた。このままおとなしい収支で安定収入を目指すことこそ弟にとってもベストなんじゃないかと思った。

しかしこれはあくまで持たざる者の意見だ。

弟がこの時何を見据えていたのかはわからない。

将来再び億り人に挑戦するため、大きな勝負に出ることをやめなかったのか、それとももう引くに引けない状況になっていたのか。

出金さえすればそれでいいというわけではなかった。

いかに出金しようとも口座にある資金の枠全てを使うようなトレードは危険極まりない。

負けがこんできたり、大チャンスと思い込んだ時には前回のように再入金してしまう恐れもある。

祭りの後というより、再び訪れる嵐の前の静けさのようにも俺は感じた。

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弟側のノンフィクション小説も連載中です
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