オフ会を通じて人との関わりの素晴らしさを知った。厳密に言えば共通の趣味、共通の話題を持った人との関わりはかけがえのないものなんだと改めて知ることが出来た感じだ。
俺は気の許せる友達が少ない。中学時代の友達1人と高校時代のバンド仲間くらいのものだ。
今後こういうつながりをもっと作っていきたいと素直にそう思った。
前回のお話はこちらです。
第63話 小説の原点と初めてのデイトレオフ会
米大統領選挙にて大復活を遂げた俺はオフ会の計画を実行した。1人はその米大統領選挙で大損失を出してしまい落ち込んでいたこともあってなんとか励ましたいと思った。 俺はブログを通して話せる人が出来たことがと ...
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ソーシャルレポーターに俺はなる
俺のトレード収支ブログは以前はかなり人も来てくれていた。しかし塾を始めた時にブログを書かなくなってしまったことでそれまでの読者さんは離れていってしまった。
そりゃそうだろう、3年近くもサボっていたわけだから。
そういう経緯もあって俺は2013年復帰時にブログを新しく開設した。
当時はアベノミクス全盛期ということもあり、株ブームにも近い現象があった。
そのため新しいブログにもけっこう読者さんがついてくれていた。
しかしこれも2014年あたりから更新がまばらになり、ついにはほとんど更新しなくなってしまった時期がある。それ以来ほとんど人が来ない状態でブログ運営を続けていたのだ。
まずはここの改善が必要だと思った。
デイトレ関連、株関連に興味を持った人たちとつながりを持つためにはもっと真剣に自分のブログと向き合うことから始めるべきだと考えたのだ。
ブログランキングサイトなども利用した。
ただそれだけでは弱い。
調べていると、ある大手サイトが個人投資家によるソーシャルレポーターなるものを募集していることを知る。「これだ!」俺は瞬時にこれに応募しようと考えた。
小説も書き始めたこと、それに塾では国語の作文についてもずっと教えてきている。
だからこそ物書きという点においては自信があった。
俺は知識が少ない。だから投資系のそれっぽい内容を書くことは難しい。書けたとしてもきっと内容の薄さが露呈してしまうことになる。だが俺には大きな経験がある。
特に最初の1年で550万円も負けた経験はなかなかないだろう。
そしてそこから這い上がったという経験もなかなかないはずだ。
この経験から得たものを書けば気にかけてくれる人もいるのではないかと考えた。
そこですぐにこのソーシャルレポーターなるものに応募した。
すぐに返信が来て、テスト投稿と審査が行われることになった。
30分程度で記事を書き上げ、送信すると1日後に「何も言うことがないくらいきちんと書けているのでこれを1回目の原稿としてお預かりします」という返信をもらえた。
やった、やったぜ!
何か重要な第一歩を踏み出せたように思えた。
このソーシャルレポーターに報酬等はなく、完全に自己満足のようなものだが、自分のブログの宣伝は少ししてもOKということになっていた。少しでも来訪者数が増えればいいなと思った。
数日後、この記事は配信され、大手サイトにも掲載してもらうことが出来た。
そのためブログ来訪者数は一気に増加した。とても嬉しかった。もっともっと頑張ってレポート記事を書いていこうとも思ったし、自分のブログ執筆も真剣にやっていこうと思った。
年末だったこともあり、2016年はこの1本の記事のみとなったが十分過ぎるほど手応えを感じていた。
そして恒例のバンド仲間たちとの忘年会が今年も始まった。
今年の俺のデイトレ勝ち額は700万強。このエリート友達と比較するときっと少ない。仮に多かったとしても俺のは限界値であって、皆は今後も昇給していくことだろう。
だから年収という点においては全く堂々とすることは出来なかった。
でも俺らの関係はそういうものを気にせず、ただただバカ騒ぎを楽しく出来ればいいというもの。そもそも今までこんな話は出たこともない。金の話は出ても基本的に皆オープンだ。
俺が昨年弟に置いてけぼりにされたことで一人勝手に気にしていたに過ぎない。
勝手に劣等感を感じてしまっていたわけだ。
今年もその劣等感は感じていたものの、どこか晴れやかだった。自分の進むべき道、生き方がハッキリしていたからだ。デイトレをして、塾も頑張ってブログ運営も頑張るのだ。
ソーシャルレポーターとしての記事が大手ポータルサイト等に転載してもらえたことで、友達にも堂々とその記事を見せることが出来た。
ゴールは遠い。あまりにも遠すぎる。それこそ霞んで見えることもない。
700万という年収では家を現金で買うにはあまりに遠い。それでも節約生活さえ続けていけば・・・いや無理だろうな。これから子どものことでかかるお金も増えてくる。
どこかでもう1覚醒を起こすか、収入源を増やしていくかのどちらかしかない。
現実的なのは収入源を新しく作ることだった。
ソーシャルレポーターとしての一歩を踏み出した。これと俺のブログでなんとか道が開けないものか考えていこう。塾はもう現状維持でも構わん。
デイトレも出来るだけ現状維持に近い成績を残していきたい。
その上で第3の矢が欲しいのだ。
でも今はデイトレの調子も戻ってきたし、とりあえず頑張るのは程々でいいかな。調子が悪くなった時にまたしっかり頑張っていくようにしよう。