株で億り人、億トレーダーになった弟を持つ男の思いを書いています。

億り人
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小説本編 第51話~60話

第54話 兄として・デイトレーダーとして

投稿日:

祖母は退院し、毎週土曜日を楽しみにしてくれていた。弟の詳しい近況もわかった。

気がかりなことは何もない。あとは俺自身がマイホーム購入ミッションへ向けて突き進むだけだ。一気に稼ぐことが出来ない以上、毎日少しずつでも進化していく。

前回のお話はこちらです。

第53話 祖母の病気と弟のデイトレ近況

実家で飼っていた猫を見送り、デイトレに集中していくべき時期になると思った。1月は祖母の誕生日もあるため、和菓子のプレゼントを買い、ひ孫の顔を見せに行く予定だった。 しかし実家で全員風邪の症状があるとい ...

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兄として・デイトレーダーとして有限実行の進化

思えば多くの進化を遂げてきた。

天才型のデイトレーダーから見ればなんてことはない進化かも知れない。

しかし俺自身振り返ってみると少し自分を褒めてもいいのではないかと思った。

勝てないどころか1年で550万も失った日々。それも現物トレードのみ、口座は最大でも200万未満でだ。よほど負ける才能がなければここまで見事に散ることはないだろう。

何度追加資金を入金したことか。

それが負けないトレーダーになり、生活費が賄えるようになった。

妻が専業主婦になっても、子どもが生まれてもその負担を乗り越えてきた。

しかし今度ばかりはどうなることか。あまりにも負担が大きいと思えた。

しかしそんな中、1月は70万もの利益が出せた。そして2月には約120万、そして3月も120万強の利益が出せた。もちろんガッツポーズは封印したままだが、とても満足していた。

この進化の裏には自分への言い聞かせがあった。

元々1日1万、2万でいいと思っていたところを、1日3万が普通で、幸運な日は5万、ダメでも1万というように設定したのだ。月のノルマを考えてしまうと大きく跳ね上がって見える。

しかし1日単位で見ればそこまで無理には思えないからだ。

それが2月、3月になり、1日5万を普通にし、幸運なら7万、ダメでも3万という設定に変更した。

妻にもそのことを伝え、自分にプレッシャーをかけることで自分へ進化を促した。

 

吐き気がした。

毎朝吐き気との戦いだった。

でもそれで良かった。

大きなプレッシャーに潰されそうになり、吐き気に襲われるのだが、そのプレッシャーが自分を強くするのだから。

そして塾へ出勤する電車では毎日資産を計算し、マイホームへの妄想を膨らますことも続けていた。

きちんと妄想し、妄想から具体的に想像することでモチベーションを高め、保っていった。

 

自分へのご褒美も忘れなかった。

相場とは毎日フルタイムで向かっていたが、それでも早々にやることがなくなってしまう日もあった。

そんな時は家族でちょっと高めのランチに行くこともあった。

何のために稼いでいるのか、稼いだらどんなことが出来るのか、それを自分に教え込むこともモチベーションを高めるには大切だと思ったからだ。

ま、その理由は2割、3割であり、大半は金に余裕が出来たことで単純に贅沢したくなった部分が大きい。

大型ショッピングモールのレストラン街には多くのお店が並んでいる。

いつもはフードコートが精いっぱいだったが、このレストラン街でランチをすることが出来るようになった。

今度いっぱい勝ったらどこのお店でランチをしようかと考えることも楽しかった。

 

しかしもちろんデイトレに手は抜かない。

あくまでもやることがなくなってしまった場合のみのランチタイムだ。

しばらくそういう日がこない時は夕飯にショッピングモールへ行くこともあった。

ランチタイムよりも値段は高くなるが、それでも自分へのご褒美は「食」がベストだった。

モノより食だ。これが俺のモチベーションをより高めた。

 

弟もこんな気持ちだったのだろうか。

規模は全然違う。全く足元にも及ばない。

でも、急に余裕資金が増えるという意味では同じだ。使えるお金、使っても問題ないお金という部分が増えてくると色んな感情が混ざってくることがわかった。

2013年にデイトレ復帰した際も同じような感覚はあったが、あの頃は満足してサボる方向にいってしまった。

今回は遠いところに目標があるだけにサボろうだなんて思わない。

ただ、金を有意義に使いたいという気持ちは強くなった。

 

弟は過去に億を達成した頃、一緒にやっているブラウザゲームで酔っ払いながらガチャに金をジャブジャブ使っていた。とても真似出来ることではないが、俺もおいしいものに金をジャブジャブ使うことくらいは出来るようになった。

しかし俺は完全に忘れていた。

金持ちになった時の弟と重ね、「弟もこんな気持ちだったのかな」と思いながらも、弟がその後どうなっていったのかまで考えることが出来ていなかったのだ。

そう、弟は過去に2回も億を掴んでいるものの、2回とも1日天下で終わっている。

2回とも、1日たりともキープさえ出来なかったのだ。

調子に乗っていたかどうかは俺にはわからない。しかし色んな面で気持ちが緩んでいたのは間違いないだろう。

そして今の俺は間違いなく気持ちが緩んでいる。

マイホームを購入しなければならないという目標を考えれば余裕など1ミリもないはずだ。それなのに急に大きく勝てるようになったことで目先の浪費にばかり気がいってしまっている。

そんなんでは当然だろう、足をすくわれるのは。

嘘のような本当の悲劇はすぐそこまで迫っていた。

弟側のノンフィクション小説も連載中です
株で億を4回つかんで4回破産した男
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-小説本編, 第51話~60話

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