株で億り人、億トレーダーになった弟を持つ男の思いを書いています。

億り人
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小説本編 第51話~60話

第52話 兄弟大覚醒と大きな悲しみ

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弟の快進撃を受け止め、監視銘柄のことも聞いた。ロットを上げるシミュレーションもきちんと行い、まずは大好きな妻のために20万稼いで高級焼肉に行きたいと願った。

そのための努力はすぐに呼応することとなった。

前回のお話はこちらです。

第51話 悪夢と覚醒

弟との差を痛感し、打ちひしがれているところに妻からの容赦ない言葉。妻に悪気があるわけではない。でもだからこそ素直な意見ということにもなり、つらくなってしまった。 2016年、小さな目標から始めることに ...

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激動の1月

冬期講習が終わると俺は本気でデイトレと向き合った。

特に意識したのは、妻に昨年言われた言葉だ。

「なんで大きく負けた後は大きく取れたりするのに、最初から大きく勝てないの?」

これは簡単な話で含み損を作ってナンピンした場合、すでに大きな負けとなっている。それが戻ればロットが膨らんだ分だけ戻りも早く取り返せるというだけのことだ。

ならば本命と言える買いポイントまで引き付けてロットをナンピンしたつもりで上げる。そしてある程度粘るだけでいけるのではないかと思った。仮想含み損を持てばいいのだ。

最初は慎重になり過ぎてなかなか入れなかったが、月の半ばから覚醒する。

ピンポイントで入るようになったことでロットが自然と上がった。これは完全にシミュレーション通りだ。そして弟から旬な銘柄を聞いていたことで、入るべきチャンスも多く見えた。

そのため、慎重な買値なのにトレード機会が増えるという嬉しい矛盾のような現象が起こった。

これにより1日の勝ち額は格段に増えた。

 

シミュレーションしていたとは言え、ここまでうまくいくとは思っていなかった。弟の活躍をきちんと受け入れたことで気にしなくなったのも大きい。

嫌な心がくすぶっていたらこうはいかなかっただろうなぁ。

俺は俺。このままのペースでいけば家も買えるような気がするぜ。

俺は元々感情爆発型だ。うまくトレード出来た日は塾へ行く際に大きくガッツポーズをしてから出掛けた。電車で行く時は現在の資産を計算し直す作業を毎回していた。

1日あたりの勝ち額は増えたといってもコツコツ型であることは変わらないし、そんなに資産が一気に増えるわけはない。一気にマイホーム購入へ近付けるはずもない。

それでも嬉しさからガッツポーズと資産確認はいつの間にか日常茶飯事になっていた。

それでも浮かれたらどうなるかということくらいわかっているつもりだ。今回は今までのように一過性の勝利ではいけない。これを当たり前と思えるようにならなければいけない。

 

波に乗りかけていた最中、大きな別れが待っていた。

実家で飼っていた猫が天寿を全うしたのだ。5年前に一度大きな山があって死の淵を彷徨った。その時は俺と彼女(今の妻)と弟の3人でごはんを食べに行く約束をしていた。

しかし実家から電話が入り、猫が危ないとのことで皆で実家へ行った。

誰の目からも危なく、息を引き取るのを待つばかりという状態だった。

しかし嬉しい誤算で数時間待っても症状が変わらない。変わらないということはつまりずっと苦しそうにしていて可哀そうな状態なのだが、ストレートに言えば一向に死ぬような感じがしない。

そこで俺ら3人は遅くなったものの外食に出掛けた。

仮に死んでしまっても電話はしないで欲しいと母に伝えておいた。

幸いそんなことにはならず、実家に戻ると、少し落ち着いたように見えた。

母と、Dではない一番下の弟が一晩中見ていてくれたのだが、容体が良くなった。

落ち着いてから病院に行くと、腎臓の機能が低下しているようで、それ以来ずっと点滴が必要になってしまった。しかしそれでもとても元気になり、走り回れるように回復してくれた。

点滴をするようになってからも塾へ行く前に実家に寄ったら一緒に日向ぼっこをしたり前と変わらず元気に遊ぶことが出来た。

その頃からは1日1日を深く深く噛み締めながら猫との時間を大切にした。

実家での介護のかいあって5年間長く生きることが出来た。

そして昨晩息を引き取ったそうだ。

10時には火葬するから、間に合わないだろうし来なくて大丈夫と言われたものの、取引中に気になって気になって仕方なかった。今日の利益が何?なんか意味あんの?

今日あと1万、いや仮に10万勝とうとも、20年連れ添った猫との別れは今日しかないんだよ。

急いで家に電話するとすでに火葬場に向かっていた。祖母から父に電話してもらい、急いで行くから待っていてくれと伝えてもらった。すると父から電話が来て、待ってると言ってくれた。

なんとか間に合い、一緒にお墓に入れることが出来た。

今日、デイトレを理由に火葬場に行かなかったら俺は一生後悔することになっただろう。

相場に流れはあるものの、デイトレーダーにとってその日その日の利益が一生を左右することはない。

プライベートを犠牲にしてはいけない。

こういう時に火葬場にきちんと行けるためにデイトレーダーをしているんじゃないか。

そういう意味では今日ほど自分の職業の強味を生かせたことはないだろう。

 

猫との別れを乗り越え、デイトレーダーとしてさらに強くなろうと思った。しかしそんな俺にさらなる試練が襲い掛かろうとしていた。悪いことは重なるもの。

金なんていらないから、これ以上悲しい経験をしたくないと思った。

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