株で億り人、億トレーダーになった弟を持つ男の思いを書いています。

億り人
ブログランキングに参加しています。更新のモチベーションになるので、続きも
読みたい!と思えたら下のバナーを1日1回クリックお願いしますm(__)m

小説本編 第21話~30話

第30話 ブラック企業に裁きを!いざ労働審判へ

更新日:

デイトレ熱を失い、ダラダラとした生活を送っていた俺。携帯ゲームとブラウザゲームに熱中する日々だったが、妻の労働審判に向けてもやることはやっていた。

俺にとってはもう1つのゲームというつもりで取り組んでいた。

前回のお話はこちらです。

第29話 白熱!携帯ゲーム

燃え尽き症候群となり、デイトレのやる気はほとんどなくなっていた。弟は熱意を持って続けていたし、妻もなんとか稼げるようになろうと弟から一生懸命学んでいた。 俺も一生懸命頑張っていた。携帯ゲームを・・・。 ...

続きを見る

ブラック企業へ天誅を

早く労働審判をしたい俺らに対して弁護士の先生はずっと先延ばしにしていた。本当にやる気あるのかと思ってこちらから連絡をしたこともあった。

しかし弁護士には弁護士の狙いがあり、その方が取れる金額も多くなる可能性が高いということで従った。ただ、若い弁護士でもあったので不安を感じ、俺も出来る限りのことをした。

妻の会社がブラック企業ということを証明するために、今までの退職者の時系列と退職理由をまとめた。

さらに現職者のと話す機会があったため、許可を得て終始録音させてもらい、最近の会社の事情や、妻が退職になった理由を会社が周りにどう伝えているかなどを聞いた。

過去に数十人を束ねるほどの熟練者という話で入社した人がいた。

妻の直属の上司候補としての入社だったのだが、3週間程度で会社への不満をぶちまけて辞めてしまった。

こんな会社ありえないという話を周囲に漏らしていて、最終的には家族の体調を理由にして辞めていったのだ。

しかし会社は、俺の妻の出来が悪いせいで弱音を吐いて辞めたということにしているらしいのだ。

数十人を束ねるほどの熟練者が俺の妻1人の管理を出来ないというのがまず面白いと思った。

そして現職者の人も、その上司候補が辞めた本当の理由を本人から聞いていたため、それも録音することが出来た。

必要なものは全て揃えていた。

 

新婚旅行から半年が過ぎようとした頃、つまり最初に相談に行ってから9か月程度経過してから作戦会議をするというお話を弁護士からもらった。待っていた。待ちに待っていた。

俺の妻は会社に社員が1人もいなくなった時も献身的に働いてきた。

会社のためにサービス残業もずっとやってきた。

俺に怒られ、残業代もらえと言われ、喧嘩になっても会社のためにサビ残をしてきた。

俺の妻以外は全員1年以内でクビか退職に追い込まれている中で、たった1人だけ4年も働いた。

そんな妻を簡単に切って苦しめた会社、俺が許すわけがない。

最大限の苦しみを与えたかった。

 

クビになる時、3か月分の退職金を要求したものの、1か月分が限界と言われた。俺とすれば最低3か月分は払わせたいという思いを強く持っていた。

しかし弁護士は開口一番驚きの提案をしてきた。

「10か月分を取りましょう」

おいおいおい、嘘だろ。どんだけ強欲なんだ。

っていうかさすがに通らないだろ。

そう思ったのだが、俺の揃えた資料を見て、これでいけると踏んだらしい。

また、あえて労働審判の申請を遅らせることでこのような無茶な要求をしやすくなるのだそう。

クビになってから10か月、妻は再就職をしていないため、10か月分を、という理屈らしい。

ここらへんはさすがプロとも思うし、恐ろしい世界だと思った。

本当に恐ろしい。だってこの10か月分というのは要求額ではない。取ろうというのだ。

基本的に大きな額を要求し、両者の折り合いをつける流れになるため、200万の要求で200万の満額になることはほとんどありえない。

『10か月分である200万強を取る』ということで、未払い残業代を大量に乗っけて300万以上の要求をするという話になった。この作戦は会社側に大きなプレッシャーを与えられる。

 

当然のことだが、こちらにもプレッシャーはある。裁判ということで妻は押しつぶされそうになっていた。

俺も一緒に行ってあげられればいいのだが、弁護士以外は同席出来ないらしい。

是非とも俺が弁護をしたいくらいだった。直接天誅を下してやりたいくらいだった。

しかしそれは叶わない願い。

だからこそ労働審判までの間、さらなる資料集め、証拠集めに奔走した。

俺はデイトレ以外では輝いた。

 

では肝心のデイトレはどうか。

やる気は戻らなかった。

妻「さすがにやりなよ」

俺「いや、俺はやる気がないわけじゃない。機を伺ってるんだ」

妻「ならいいけどさ」

いや、そんなわけはない。単純に朝眠いだけだ。燃え尽きているだけだ。でもこの言い訳をすれば許されることを知ったため、怒られるたびにこの言い訳をしていた。

そんな言い訳の日々を送っていると、俺の得意な暴落相場がやってきた。

さすがにここでやらないと「機を伺ってるんだ」という言葉が嘘とバレる。

その日だけでもという思いで一生懸命トレードをし、1日で10万以上の利益をあげることが出来た。これでどうにか面目躍如だ。その後も少しずつ少しずつ怒られながらトレードをした。

怒られるたびに「機を伺ってる」「労働審判のことをやってる」と言い訳を続けてきた。

全てがその場しのぎだったが、全く利益が出なかった先月とは違い、チャンスのみでトレードをしたおかげでそこそこの利益が出ていた。やる気がないことがプラスに働くこともあるのだと思った。

 

デイトレで利益を出さなくてはいけない立場でありながら、携帯ゲーム、ブラウザゲームに熱中し、労働審判のために気を揉み、塾で授業をする毎日。

俺の職業って一体なんなんだ?

携帯ゲームは絶対に外せないものだったが、それを除けば最優先は労働審判だった。

いよいよ準備万端となり、最大3回行われる労働審判が始まるのだった。

デイトレなんてやってる場合じゃない!

・・・

最もらしい言い訳が出来た。

弟側のノンフィクション小説も連載中です
株で億を4回つかんで4回破産した男
デイトレで勝てない人のために手法やメンタルについて書いています。
デイトレで勝てない人のためのブログ

-小説本編, 第21話~30話

Copyright© 株で億り人になった弟を持つ男 , 2019 All Rights Reserved.